【初心者へ】DJI製品のフライトモードからみるドローン操縦の魅力と危険性

おはようございます、小野義明です。

僕のInstagramではドローン映像など発信をしています。たまにDMなどで質問を頂くこともあります。

そのなかでドローンを購入して間もない初心者の方から、「フライトモード」について質問をいただいので、自分自身の学びを深めるためにも書いていきます。

各フライトモードについて


DJIドローンには「フライトモード」と言われる、操縦方法の切り替え機能があります。

通常はあまり使わないかもしれませんが、実はフライトモードを切り替えることで、より空撮のクオリティを高めることが可能です。

また、状況によって各モードが自動で切り替わるため、操縦者は各モードの特徴を押さえておくことが大切になってきます。

代表的なのは「Pモード」「Sモード」「Aモード」の3つです。

Pモード:ポジショニングモード

Pモード(ポジショニングモード)は、GPSとビジョンシステムを利用し、自らの位置を保持しながら安定的な飛行を実現することができます。

特徴はGPS、ビジョンポジショニング、障害物検知システムが全て有効なところ。

初めてドローン飛行を見た人が「よく安定して飛んでいるね」と言うのは、Pモード機能によるところが大きい気がしています。

通常のフライトモードの設定ではこのPモードとなっており、ユーザーは意識せずともDJIドローンならでは安定性の高い飛行を行うことができるようになっています。

また、「障害物回避機能」による、前方の障害物近くで機体をストップさせる機能や、「インテリジェントフライトモード」による高度な自動飛行モードを使用することができます。

普通にドローンを飛行させて楽しむ際には、Pモードでの設定のまま飛行を行うことをオススメします。

Sモード : スポーツモード

機動性と速度を重視したモードがSモードです。

特徴はGPSはONですが、障害物検知システムは無効になります。

電車や車など、Pモードだけではなかなか撮影が難しい、移動するものを撮影する場合などは、このSモードが使えます。

注意点として、Sモードはスピードが速いぶんバッテリーの減りが早く、ドローンを止める際の制動距離も考慮しておく必要があります。

PモードとSモードの切り替えは送信機から可能です。Sモードでの飛行は「開けた場所」「障害物のない場所」での使用をおすすめします。

Aモード : ATTIモード

Aモードは「ATTIモード」とも言われ、マニュアル操縦によるスムーズな飛行が重視されるフライトモードです。車でいうところのオートマ車とマニュアル車の例えが近いかもしれません。

特徴はGPS、ビジョンポジショニング、障害物検知システムが全て無効になり、気圧計を使用した高度維持のみを行います。

そのため、Aモード中では機体の位置を一定にしたホバリングや自動ブレーキなどがかからず、風などで水平に流されていきます。

操縦者は送信機のスティックを巧みに操作することで、機体のコントロールを行う必要があります。

ホバリングさせるには常にスティック操作しなくてはならず、操作が必要です。

その場合、『当て舵』といって風を読んで、進行方向とは逆方向に機体を傾け、それまでの動きを打ち消すようにスティックを入れ、ホバリングをさせます。

通常、Pモードではドローンの動きが、GPS機能によってカクカクした動きになってしまいますが、Aモードで操作することで、操縦者が考える、より滑らかな動きで空撮を行うことができるようになります。

Aモードの必要性

DJI製品の中でも、Mavic2Pro / zoomなどをお持ちの方は、GPSが十分に受信できずビジョンシステムも利用できない場合、Pモードから自動的にATTIモードへ切り替わります。

オートマ車からいきなりクラッチなどあるマニュアル車に運転が変わるようなことに近いです。

GPS信号が受信できないような場所は、山や森林、谷、雲が多い日、橋の下など、様々です。

これまでPモードに慣れていた人は、いきなりこのような環境でAモードに切り替わった場合、墜落する確率が高くなってしまいます。

以上のことを踏まえて、一概に「Aモードの練習はいらない!」とは言えないんですよねぇ。緊急対応時は自身の操縦スキルに頼らざるを得ませんから……。

書いている僕も、機体破損までいかないですが墜落した経験もあります。

練習する際はとにかく周囲の安全に気を配らなければいけません!

初心者が選ぶモードは?

「Pモード:ポジショニングモード」を選択することオススメします。安全飛行のためのセンサーが有効で、飛行速度もそれなりにでます。

各モードにそれぞれ特徴がありますので、用途によって使い分けて、より良いドローン操縦をしていきましょう。

それでは。
今日も悔いのない一日を。

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編集者 / ドローングラファー。大学卒業後、フリーランスとして独立。2016年ドローン空撮の魅力にはまり、国内外共に巡る。