2020年1月に読んだ本を振り返る (主に言葉に関する本)

今年からお風呂とセットで読書する習慣を心掛ける。1月で18冊程の本が読めました(毎日浸かる入浴中に読むと集中しやすい)。その中で特に印象に残った書籍を、ひとことメモの形式で振り返ってみようと思います。TwitterNoteなど本格的に向き合おうとした時期でもあり、言葉に関する本が多いかもしれません。

本一冊には作者の人生が詰まっている

ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式 / 山口周


すべての企業は「役に立つ」という市場において、生き残りをかけて熾烈な戦いに身を投じるか、「意味がある」という市場で独自のポジションを築いていくか。個人的にはLCCピーチの存在意義に関する質問で、ピーチの社長が「戦争をなくすこと」と回答していたのが印象的でした。自分はできているのかと日々問いかける。常に「仕事の目的」や「仕事の意味」を形成し、本質的な価値を言語化して、行動できるようにしたい。ほんと、まだまだです。

問題が希少化する世界にあっては、「未来を構想する力」が大きな価値を持つことになります。なぜなら、問題とは「あるべき姿」と「現状」とのギャップであり、「あるべき姿」を思い描くには必ず「未来を構想する力」が必要になるからです。しかし、昨今のビジネス現場においては「予測=未来はどうなるか 」という論点が議論されるばかりで、より重要な「構想=未来をどうしたいか 」という論点はないがしろにされがちです。


 
読みたいことを、書けばいい。 / 田中泰延


書く文章は「何のため」「誰に」「どう」「なぜ」書くのか。ここでの文章は随筆。本を読むという「事象」に読者の「心象」を書く。定義を明確にしただけでも書き方が変わる。個人的に綺麗にまとまっている文より、稚拙でもそこに書く人の感情がみえる方がグッと入り込めます。

「定義をしっかり再構築しよう 」というのは、言い換えれば 「疑ってかかれ 」ということでもある。言葉に対する思考の最初になくてはならないのは 、 「ことばを疑うこと 」だ。「言葉 」という単語さえ、50回書いて唱えるとゲシュタルト崩壊して意味がわからなくなる。そこからやっと言葉の正体を探るという思考が生じる。その単語に自分がはっきりと感じる重みや実体があるか。わけもわからないまま誰かが使った単語を流用していないか。「わたしはことばを信じてる 」みたいな前提がいちばんあやしい 。

 
言語化力 (言葉にできれば人生は変わる) / 三浦 崇宏


生きていく上でいかに言葉が大事か。気になったフレーズをいくつか羅列。「自分の言葉とは、自分自身の思考から生まれた言葉。その言葉を自分が信じれるかどうか」「大雑把で便利な言葉を見つけると、そこで思考を止めてしまう」「コンテンツの価値は感情の揺れ幅」。ケンドリックラマーのポスターを国会議事堂前駅、霞ヶ関駅に貼るための交渉など痺れます。書籍中で言及されている言葉の「サンプリング」も豊富で、創造性の裏にある日々の膨大なインプットの重要性も感じました。

「 L I F E i s C o n t e n t s 」──この言葉を覚えておくと、いろいろなシーンで気が楽になるからオススメだ。文字通り、人生に起きるあらゆる出来事は 、成功も失敗も何もかもコンテンツ、すなわちネタにすることができるということだ。それなりに一生懸命に生きていれば、辛い体験、ピンチだってあるだろう。だが、そんな苦境も、言葉が認識を変えてくれる。人生に起きるあらゆる出来事を言葉で語ることで、コンテンツにしてしまえば、前向きに捉えられるようになる。

言葉が胸に響く人たちはやりたいことに執着して必死である。本を通して得られる知識や学び、そして感情や感動といった心の動きは、かけがえのない「体験」になります。その体験と並行して、自分も行動していきたい。

それでは、このへんで。
今日も、よい人生とよい旅を。

  • SHARE THIS ARTICLE

編集者 / ドローングラファー。大学卒業後、フリーランスとして独立。2016年ドローン空撮の魅力にはまり、国内外共に巡る。